『生理なんて来ない』‐生理について 過去編‐
こんにちは、まさるです。
今回は生理について振り返りたいと思います。
私の初潮は中学一年生(当時12歳と8か月頃)の4月か5月頃だったと思います。
あまり時期を詳しく覚えていないのですが、一学期にあった林間学校の前には来ていたので夏休み前には来ていたと曖昧に記憶しています。
家のトイレでパンツに黒いシミを発見し、私はパンツを汚してしまったことを不快に思いながらそれを母親に報告したところ、
「生理になったんだよ、おめでとう。」
と母親に当然のように言われ、私は呆然としその事実に驚いてショックを受けました。それと同時に、生理になったことに驚いている自分を不思議にも思いました。
自分の体がどちらの性別に分類されるのかは、中学生にもなれば誰しも把握していると思います。
中学までの生活の中でトイレやお風呂、更衣室に健康診断の時間割、アンケート用紙や書類など自分の性別をどちらかに割り振る機会がそれなりにあるからです。
中学生にもなって、男女どちらのトイレに入ればいいのか分からなくて先生に聞きに行ったり、アンケート調査の男女を記入する場面で親に確認を取ったり、ということは私はしませんでした。
しっかりと自分が女性であると判断した上で生活していたのにも関わらず、私には二つの疑問を抱きました。
「なぜ、生理になったのだろう?」
「なぜ、生理が来ないと思っていたのだろう?」
”女性ならば特定の事情がない限り、生理を体験する”ということはきっと一般的な常識で、だから私が生理になったことを知った母親はそのことに驚かなかったし、夕飯にはお赤飯を炊いてくれたのだと思います。
私だって、その一般常識を知らないわけではなかったし、そもそも自分を女性と分類していたからこそ日常で先生や親に自分の性別についての質問をするということはありませんでした。
だからこそ、生理になったことに驚いてかつ動揺したことに対して自分自身不思議で仕方がありませんでした。
今振り返れば、女性であれば当然の出来事を受け入れないという”私”を自認し、自分の体に違和感を覚えた最初のきっかけは生理だったのだと思います。
「生理が自分に来るはずがない」
いや、来るに決まってんだろと何で驚いているんだと。
むしろ何で来ないと思っていたんだよ。
当時の心境はこんな感じでしたね。
生理が来ないと信じていた=自身を女性だと思っていない
当時はそこまで頭が回らなかったので、ただただ不思議なだけでした。
初潮を迎え健全な身体であれば毎月28日周期くらいの頻度で1週間ほどの月経が間髪開けずに50歳まで続くわけですが、私はなぜか毎回生理が来ることを忘れました。
トイレで経血を見て、「え!?血が出てる!!」と驚き自分の体が生理になる体なのだと思い出します。
毎回生理になることを忘れる私を見て母親は不思議そうにし、私自身も頭があほなのかとどこかおかしいのではないかと疑問を抱くようになったのを覚えています。
NEXT「生理について ‐現在編-」へ続く。
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